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「坂本ぉー!!後任のパーソナリティは決まったのかよっ!候補も全部潰れてるんじゃないのか」
プロデューサーの永井もあんな事件の後だ、払拭に必死になる。おのずと声が張り上がる!
「はいっ!あぁ、今一件アポ取れました。前向き検討してくれるそうですぅ。アハハ」
動揺を隠しきれない坂本香織。
「明後日の会議までには候補あげとけよ」
釘を刺す言い方で、永井Pは次の仕事に向かった。永井Pがいなくなったのをしっかり確認してから、岡部が近づいてきた。
「坂本さん?アポなんて取れてるんですか?」
それを聞いて坂本は岡部を睨みながら、不気味な笑い声をあげた。
「まっまさか坂本さん!さっきの学生をアポに換算しているんですか?」
「グヘヘヘッヘ!ある意味斬新だろ!ほら今から会いに行くよ」
坂本香織が暴走する。
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