交渉

2/7
前へ
/261ページ
次へ
「パープルラインはフリートークよりネタハガキが面白いんですよ!  ただ時事ネタを扱いすぎなのがナンセンス、もっと身内ネタでいいと思うんです。  一見、身内ネタを多くすると新規リスナーがわからないというマイナス判断に陥りがちですが、それは逆です。  まずはヘビーリスナーを根付かせることが重要で、先週の清田と桑原のフリートークからネタになったハガキを優先して採用する。 そうすればヘビーリスナーにとってパープルラインのフリートークはネタの宝庫になるんですよ。  深夜ラジオって変な仲間意識ってのがあって、オマエそこネタにするのかっ!!っていう笑いに繋がるし、清田と桑原もフリートークを真剣に聞いてくれているんだって向上心が湧くんですよ。  旬の芸能ネタばかり弄ってるようじゃ退屈しますよ。それじゃワイドショーと同じ!  リスナーはそんなの求めちゃいないんですよ。わかります?」  駅前のコーヒーショップで伊吹賢の自論を述べる。
/261ページ

最初のコメントを投稿しよう!

65人が本棚に入れています
本棚に追加