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光夜「くっ!!」
光夜は間一髪飛びのきことなきを得たが、先程まで光夜がいた位置には小規模のクレーターが出来ていた。
?「へーよく避けれたね」
木の上から姿を現したのは白い髪をし、どこか幼さが残る顔立ちをした少年だった。
歳は光夜と同じ位だろう。
光夜「誰だお前は」
光夜は警戒しながら聞いた。
それもそのはず、3-Sのメンバーには該当する選手がいないのだ。
礼和「ごめんごめん。僕の名前は八雲 礼和(やくも れお)。君は神童 光夜君で間違えないかな?」
礼和は幼さが残る笑顔で言った。
光夜「何故俺の名を?」
礼和「そんなの簡単だよ。僕は光夜君、君を」
礼和は1度言葉を切り笑顔を消してから言った。
礼和「殺しに来たんだからさ」
そう言った礼和の目には明らかな殺意が浮かんでいた。
明日香「なに言ってんのよ。なんで光夜が殺されないといけない訳?」
明日香の物言いは静かだが怒りで震えていた。
礼和「本当は教えちゃいけないんだけどさ、特別に教えてあげる………生きてられたらね」
そう言ったとたん礼和から魔力が溢れ出す。
本気の光夜を凌ぐ程の魔力が。
光夜「!?明日香隠れてろ!!」
光夜はそう叫び無幻を発動する。
光夜「聖者の刀……天神(てんしん)」
光夜が光の魔力を流し、刀身が純白に染まり、光が溢れ出す。
礼和「準備はいい?行くよ」
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