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光夜「ここは?」
光夜が目を覚ました場所は漆黒の空間だった。
辺りには何も見えず、音もしない。
光夜「俺は死んだのか?」
記憶を辿ると礼和に腹を貫かれ意識を失った事を思い出した。
振り上げられるトンファも。
光夜「死んだかどうかなんて関係ねぇ!!明日香を助けないと!!」
光夜は無我夢中で走り出した。
光夜は気付いていた。自分が明日香に寄せる気持ちが好意だということを。
だからこそ戻らなければならない………大切な人を護るために。
光夜「光?」
光夜が走り続ける先には小さな光があった。
光夜はその光に向けて全力で走った。
光は徐々に大きくなり、辿り着くとその光の正体は純白の祭壇だった。
その祭壇の上には7人の人がいた。
?「よく来て下さいました」
中心にいる純白の服をきた女が言った。
光夜「ここは何処だ!!俺は戻らないといけないんだ!!」
?「落ち着け。切るぞ」
女の右隣にいる紅蓮の鎧に身を包んだ男がいった。
光夜も幾分か落ち着いた。
?「ここは貴方の精神世界です」
光夜「精神世界?」
?「そうです。貴方が気を失ったことにより私が呼び寄せました」
光夜「明日香は大丈夫なのか?」
光夜は自分が気絶した事を確かめ、明日香が心配になった。
自分の記憶が正しければ今頃はやられてしまっているだろう。
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