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ダンダンダンダン
階段をいきよいよく駆け上がる
バイトの帰りふとめにしたビルの非常階段
普段ならなんの興味もわくわけがないその階段を秋子は見つめていた
秋子にはその階段が自分を呼んでいるように感じた
『こっちへおいで、楽になれるよ』
『もう苦しまなくていいんだよ』
ふらふらとそのビルに近づき
秋子はきがついたときにはそのビルの三階の非常階段の扉の前にいた
どうやってそこまできたのかよく覚えていない
秋子はだだ、ただ必死だった
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