第1章

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『ジリリリリリリッ!…リン』 安眠を遮る悪魔を止め、新は布団から跳び起きた。 滝口 新(たきぐち あらた) 身長:154cm 体重:43kg 新「ふぁ~ぁ…あんま眠れなかったな…。」 大きく欠伸をした新の体にはすでに制服が着用されている。 新「今日から高校生…むふっ…むふふ」 お世辞にも爽やかとは言えない笑いをこぼしながら、朝食を済ませ、髪をセットし、歯を磨き、足早に学校へと歩きだす。 新は親の仕事の都合で一人暮らしをしている。 新が受験に合格した後に転勤が決まり、 『新がこの高校に受かったのは奇跡』という、親からの失礼な発言により一人暮らしが決まった。 そんな彼が通う高校の名前は『神奈川北高校』 学力そこそこ、スポーツそこそこの平均ど真ん中な学校である。 昨日は入学式。 そして今日から一週間で部活を見学し、入る部活を決めることになっている。 まぁ新には一週間も必要ないが…。 新「バスケー♪」 こんなんですから。
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