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「あひゃひゃひゃひゃ!あひゃひゃひゃひゃ!あははははは!死ぬ死ぬ!」
壊れる!間違いなく俺のキャラ、人格は壊れる!断言しよう、笑いながら森を爆走している俺は間違いなく変人だ…
つか…人って本当に恐い思いするとついつい笑うんだね。実際俺がその状況だから…。
俺の後ろには先程のようにオークは居ない。しかし!それよりもタチの悪い幻獣が俺を追い掛けて来やがる…俺、今度こそ死ぬかもDEATH!
俺が死ぬ前に一つ読者に質問しようと思う
皆さん、最強の幻獣(モンスター)って言われたら、何が思い浮かびますかな?
俺は王道のドラゴンを思い出す。多分皆もそう言うと思いたいけどね…。とまぁ~何でドラゴンとかの名前を出したかと言うと…追いかけてくる奴がドラゴンの一種だからさ~あっはっはっはっはっは!俺は今、この世界の最強種の一つに数えられているドラゴンに追いかけられてる。それって死刑宣告されてるようなもんだぜ~…。うん、死にそう。いや、冗談抜きでね
俺の後ろからは、バキバキ…と木を薙ぎ倒す音を立てながら、近付いてくる【ベルーダ】の姿が有った
ベルーダとは、四本の足に支えられた頭と尻尾は大蛇のようであり、体の多くはライオンのたてがみを彷彿てさせる毛で覆われている。しかも背中には有毒のトゲが大量に生えているのだ。それに肉食性である。平均体長は七メートル程
まぁ、ベルーダって種類のドラゴンが、俺のこの引き締まった肉をその鋭牙にかけようと迫って来ている
マジこえ~マジ恐怖!ここでケイローンに貸してもらった捕獲道具を使えば助かるけどさ…あんな幻獣は俺の趣味じゃね~んだよ!例え死にかけてもこの信念は曲げないね。いや…でも本当に死にかけたら曲げるかも…
まぁそんな事は置いといて、クドいようだが俺はベルーダに追いかけられてる
ベルーダにしたら森の木々何て何の障害にもならないようだ。と…思ったが、スピードを落とすのには役にたっているのだろう。だって俺がまだ喰われてないんだから
俺が逃げてきた道は、ベルーダによって一つの道となっていた
ちょ…、マジ怖いっす!
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