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ちい星さんは、もう少しで自分が『光のかけら』になってしまいそうだった時の事を思い出しながら、たずねています。 「そうだね…寒くて、不安で…けれど、僕には使命があったから、それに夢中であまり感じなかったけれど、やっぱり……」 そう言うと、ペテダルトンはじっと、考えこみました。 「やっぱり?」 「君には、わからないよ。いいや、わからない方がいい感じだよ」 箱の中でペテダルトンは首をふりながら、そう答えました。
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