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ある時 お月さまは、南の空で、かに星たちの事で会議がありましたので、大急ぎで出掛ける事になり、 ちい星さんに、留守番を言いつけました ―チャンス― です お月さまの本は、闇のカーテンの裏の、お月さまのテーブルの上に置いてあります。 ちい星さんは、いけない事だと知っていましたが、けれど、箱の中のペテダルトンの事を考えると、絶対に、あの本を読まなきゃだめなんだって思えてきたので、こっそりと隠れるようにして、お月さまの部屋に入って本をめくりました。
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