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お月さまの光の手が、ちい星さんを抱き寄せます。
お月さまの力には、ネオン達は、てんで無力です。
「ちくしょう!もう少しだったのに」
お日さまがやって来て、朝になりました。
ネオン達は薄れて、光の中に消えていきました。
「ごめんなさい、お月さま」
ちい星さんは、ごめんなさいの詩を、十ダースも書かせられました。
そうして、やっと書き終えて、お月さまにそれを見せる時、もう一度、
「ごめんなさい」
と、言いました。
お月さまは、闇のカーテンに手をかけると、にっこり笑って
「辞書を取っておくれ」
と、ちい星さんに言いました。
(・ω・)/☆おしまい
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