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「やあ、君たち。また会ったね」 ちい星さんは、出来るかぎり、にこやかに応えようとします。 けれど、ふたつの昼星は、とても怖い顔で凄んでいます。 「来ちゃだめだ。帰れ!」 「来ちゃだめた。帰れ!」 ちい星さんを追い払おうと、頭の上で飛び回ります。 「いやだよ!」 ちい星さんは、ペテダルトンの箱を握りしめたまま、昼星たちに向かって言います。 「僕は、どうしても、日さまの所へ行かなきゃならないんだ!」 昼星たちはそれでも、ちい星さんを追い払おうと必死です
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