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「あっ」 悪いことをした! ちい星さんは、とっさに思いましたが、昼星たちは無事でした。 それほど、強いのです。 ふたつの昼星は、這いくつばったガラスの床から、ゆっくりと起きあがりました。 「それならおまえ、石になるがいい」 「それならおまえ、石になるがいい」 ―カッ― と、ふたつの昼星たちは、お互いに重なりあって、オレンジ色の強い光を放ちました。 白くて眩しい光の道は、もっと、もっと強いオレンジ色の光でいっぱいになりました。 暗い箱の中に、閉じ込められているはずのペテダルトンの所にも、光は漏れていて、外の様子がなんとなく、わかります
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