ちい星さん

星

仕方ないのです。
光の道は、誰も通してはいけないと、日さまからの言いつけなのです。

昼星たちにとっては、ちい星さんを石にする事が『正しい』のです。

ペテダルトンが入った宝石箱は、ちい星さんがまだ両手に抱えています。
けれど、いずれ、このままでは一緒に石になってしまうでしょう。ちい星さんはもう、おなかのあたりまで石に変わってきているのですから

｢ちい星、ちい星、目を覚ましておくれ！｣