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ちい星さんは急いでいます。 急いで、あせって、お日さまのお話しなんか聞いていられません。 けれど、お日さまは手でちい星さんを制して、お話しを続けます。ちい星さんは黙って聞くしかありません。 「私の光は強いのだよ。『光の道』は私の光が漏れたもの。知らずに通った星たちは、みんな『かけら』になってしまったのだ」 「じゃあ、何故もっと早く、あんなにいっぱいかけらになってしまう前に、なんとか出来た筈なのに!」 お日さまは、すまなそうに言います。
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