光のかけら
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「ちい星や」 「ほう」っと息を吐いていた、お月さまは、ある日、決心したように、ちい星さんを呼び寄せました。 そうして、雲の箪笥(たんす)からシルクハットを取り出すと ひとつを自分の頭の上にのせ、 もうひとつを ちい星さんの頭にのせました。 「おいで、ちきゅうに降りよう」
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