中庸

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「それで、あいつを放り出したのさ。おかげで好き勝手できる。心、痛まないものな!」 言葉の最後のところで、W.A.R.Uは高らかに笑い出しました。 笑って、笑って、ちい星さんとペテダルトンが茫然と見つめるなかで、笑い転げました。 けれど、突然W.A.R.Uは黙り込んだのです。 あたりは急に暗くなりました 「どうしたの?」 ちい星さんがたずねます。 W.A.R.Uは、しばらく黙ったあと、ポツリ、ポツリと口を開きます。
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