中庸

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W.A.R.Uの所へ戻るのは、そんなに離れていませんでしたので、ちい星さんとペテダルトンは『良い』を真ん中にして手をひいて歩いて行く事にしました。 けれど『良い』の足は石になってしまっているので、ゆっくり、ゆっくり、引き摺って行くのです。 ーW.A.R.Uの姿が見える!ー 今までちっとも光っていなかった『良い』の体が、W.A.R.Uの方へ近づいて行くほどに、少しずつ光りはじめていきます。 それは、とても柔らかい優しい光で、あたりを暖かく包みこむものでした。
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