ちい星さん

苦楽

｢ちび助、おまえ幽霊か？そう言えば昔、手をかけた子どもにそっくりだな……｣

シ・ケイシュウはそう言って、ちい星さんの首もとへ手を伸ばし、そのまま締めつけます。

ちい星さんは、目を閉じます。

ちい星さんが騒ぎ立てたりしないで、首を締められたまま死んだりもしないので、シ・ケイシュウはその手をちい星さんから離します。

ちい星さんは、にっこりと微笑みます。

｢おまえ、本当に何者なんだ？｣