光のかけら

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男の子は どこも怪我をしていないようでした。 けれど 地面に、おもいっきり頭をぶつけたので、頭の一部が故障してしまい、目が見えなくなってしまったのでした。 もう、 あの子は屋根にのぼりません。 世界中に、 屋根にのぼる男の子は、たくさんいるでしょうが、 あの男の子は、どこの屋根にものぼってきません。 男の子は病院にいます。 窓の方を向いては、光のない瞳で、空を見つづけています。 ペテダルトンは決心しました。 「僕が、あの子の光になろう」
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