11人が本棚に入れています
本棚に追加
/255ページ
ちい星さんは、自転車に乗ります。
風が
ちい星さんの髪を揺らします。
ペダルをこぐ足が、まわりのしずく達をかすめて、
風に揺れるたび、ちい星さんの体から青い光が、ふうわりと空に溶け込みます。
本当に
久しぶりのお休みです。
今日はもう
お月さまの
「あの字は、なんて書くんだっけ?」
と、いう声を聞かずにすむのです。
そりゃあ、ちい星さんは、お月さまの事がたいそう好きでしたが、
お月さまの
あの、セリフの後には、きまって、ちい星さん、
辞書ひかなくては、ならなくなるのですものねぇ。
最初のコメントを投稿しよう!