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「僕たちは」
「僕たちは」
「光らない」
「光らない」
「怖いことが、起こるから」
「怖いことが、起こるから」
「なにが怖いの?」
ちい星さんは、なおも聞き返します
「わからない。怖いこと」
「わからない。怖いこと」
ちい星さんの光は、
ちい星さんの体と闇星たちの体をボウっと照らすだけで、森の中は足もとぐらいしか見えません
風が、森の中を駆け抜けヒュルルゥ、ヒュルルゥとうねりをあげます。
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