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―カッ!―
と、いう物凄い音とともに、オレンジ色のつよい光が、森ぜんたいを照らし出しました。
今まで、闇の中に閉ざされて何も見えなかった森の全貌が手に取るように、わかるのです
暗く、どこまでも続くように思われていた森だったのに、
今、見えるのは、ちいさな、本当にちいさな公園くらいの広さしかない森です
闇星たちが座っていた、ふたつのちいさな椅子のうしろは、もう出口で、細くて長い道が、どこまでも、どこまでも、続いているのです
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