11人が本棚に入れています
本棚に追加
「あの、ちい星にしたって、『忙しい、忙しい』って、ちっとも箱を開けてくれないぢゃないか。中の暗闇がどんなものなのか知らないのさ。とてつもなく、寂しくて……なあ?そのうち誰も開けてくれなくなるぜ。外の世界は明るくて、とても闇に沈んだおまえの事など、覚えてる者などいやしない。なあ?箱から出ようや。後悔してるんだろう?人間なんて、そんなに長く生きちゃいないのに、おまえの、ながーい一生、暗闇染めて…」
「言うな!」
ペテダルトンが怒鳴ります。
最初のコメントを投稿しよう!