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まず、指先がほんのり輝き出しました。
―さみしい、さみしい―
心がくりかえします
光は指先から、しだいに腕の方へ、腕を通って足の方へ…
―みんな、僕を忘れるんだ―
さみしい思いと、かなしい思いが、くるしい憎しみの心をつくりあげます。
憎しみの心は、ペテダルトンの光となって、体を包み込もうとします。
ペテダルトンも、それに身をまかせます。
光が、ペテダルトンの頭の方へ向かった瞬間、
ペテダルトンは、あの言葉を思い出しました。
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