箱の鬼

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「想像なんだよ全部。暗いとね、いろんな事を考えちゃうんだ」 目を輝かせて聞いているちい星さんに、ペテダルトンは笑いながら話します。 「すごいね。それで君は、自分に勝てたんだね」 ちい星さんは本当に、目をキラキラさせています。目だけでじゅうぶん、空にいられるくらいです。 「そうだよ。だけど自分との戦いは、これが最後ぢゃないと思う」 「どうして?小鬼は消えたのに」
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