箱の鬼

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「小鬼が消えても、僕の心の中には、まだまだいろんな思いが残っているからね」 「ふうん…」 ちい星さんは、ただただ感心するばかりです。 「あ、そうだ」 突然、ちい星さんが思い出します。 「僕、今度、君の事…光のかけら達の事を習うよ」 「へえ、すごいや」 星たちは、お月さまから、いろんな事柄を教えて貰うのです。 「もしも、君が、もとに戻れる方法を習えたらいいね」 ペテダルトンは笑います。笑いの中から光がもれます。 「そうだね。もとに戻れたらいいね。だけど、そんな事…もう、どうでもいいんだよ」 笑いの光は、ペテダルトンをまるで一等星のようにキラキラ輝かせました。 おしまい(・ω・)/
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