ちい星さん

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「やあ!」 言いかけた、おばさんの口をふさぐように、突然ネオン達が声をかけてきました。 「やあ、ちいさいの。あんた、空から来たんだね」 「そうだよ。僕、空から来たんだ」 ちい星さんは、話しができて、とても嬉しくなりました。 ネオン達も、クツクツ笑っています。 ネオン達が、あんまり大きく輝いたので、街灯のおばさんは、なんだか闇に沈んで消えていくようです。 「帰ればいいのに…」 おばさんは、そうつぶやいて、それっきり、もう何も言いませんでした。 けれど、ちい星さんは、気にもとめません。ネオン達との、おしゃべりが楽しくって、時がたつのも忘れちゃいます。 夜明け前です。
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