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「僕の仕事はなんなの?」
初めて位を授かったお月さまは
目覚めた時、誰もいないお城の中で
ポツリとひとり言を言いました。
「僕の仕事はなんだろう?」
お月さまは、部屋の中を見渡しました。
部屋の奥には机があって、薄い紙が一枚と、羽根のついたペンが一本置いてあります。
その他にはなにもない、がらんどうの広い部屋です。
お月さまは、他にすることもないので、とりあえず、その机の椅子に腰掛けてみることにしました。
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