お月さま(ちい星さん番外)

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ちきゅうの上には、いろいろなちいさなモノがひしめきあってザワザワしています。 その下の方に、ちきゅうの体があるのでしょうが、そういうちいさなモノがぎっしりとしていて、ちきゅうの体はちっとも見れないのです。 「かわいそうに、君は占領されちゃっているんだね!」 お月さまは同情しました。 これぢゃあ、息もできやしない。 お月さまは椅子から立ち上がりました。 目の前の大きな透明の窓は、それと同時にフッと消えてしまいました。
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