お月さま(ちい星さん番外)
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お月さまは椅子に腰掛けます。 とたんにあらわれる窓と、ちきゅう。 「ごきげんよう」 お月さまは、無理に笑顔をつくります。ペンを取って何か書こうとします。 けれど、瞳からポロポロと涙がふたつこぼれ落ちました。 「君はかわいそうだよ!」 たくさんの、いろんなモノに虐げられた、ちきゅう。 お月さまの目に ちきゅうは、そう映ったのでした。
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