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「木村さん。」   と名前を呼ばれた瞬間。   心臓が『ドキン』と強く打った。   声が低くて、大人っぽかったから。   クラスの男子より、大人っぽくて。   「俺、松井。よろしくね。 木村さんて、花って名前なんだ。 花見のバイトにピッタリだよね、“花チャン”。」   って松井さんが微笑んだ。   いつものまにか、周りから、“花ちゃん”と呼ばれるようになって…打ち解けらるようになって。     
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