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みんなで行くのかと思っていたら、二人きりで…。   驚いたけど。 嬉しくて。   ドキドキ、ワクワクしながら、綺麗な夜桜の中を歩く。   いつもは、みんなに囲まれている松井さんを、独り占めもできて、嬉しくて。   幸せで…。   くだらない話をしながら、二人でぶらぶらする。   すごく楽しかった。   でも、そんな時間はすぐに過ぎて。   「そろそろ戻ろうっか」 という松井さんの言葉に。   「…うん。」 落ち込みながら返事をしたら、ぼっーとしてたのか、酔っぱらいとぶつかりそうになってしまった。    「キャッ。」   とっさに松井さんが庇ってくれる。    
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