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すると啓の眉がピクッと動いた。
「へぇ~。言わないつもりなんだ。なら」
「?」
-グイッ-
啓があたしの顎を掴んで顔を近づけてきた。
Σ「!!!!?」
「意地でも言わしてやろうか?貧乏チャン」
低音ボイスで言われた。
その黒い笑顔がものすごい恐いんですけどι
「わかったよι言うから顔どけて!!て言うか近い!!」
そう言うと啓が離れた。
離れたと同時ぐらいに早く言いやがれオーラが出てます。
「鬼ごっこ」
「は?」
「だから鬼ごっこだって。これならお金もかからないし、一番定番かなって思って」
三人の目が点になってる。
ほら。
だから知らないって言ったのに。
「ちょっと、聞いてます?」
あたしは両手をおもいっきり振る。
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