弱かった僕へ

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[叫び]       喉が切れて血が滲む程叫んだあの夜   意味のある言葉なんてなかった   ただ何かを吐き出したくて   とにかく叫び続けてた   呼吸が苦しくなっても   声が渇れても   叫んでいないと   僕は僕でいられなくなる気がした   狂ったように泣き叫んで   気を失うように眠りについた       意味なんてないんだ   ただそうしなくてはいけないと思っただけ           それだけ
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