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「カーン!」
だから一樹に声をかけられて嬉しかったのかもしれない。
「サンキュ☆おかげですっきりした。」
「ユーワーウェルカーム。しかしお前くらいだぞ?俺のカーブをホームランできるのは」
一樹は少し悲しそうにしかし声は嬉しそうに言った。
「まあまあ、そう落ち込むなって」
「だれが落ち込んでる?だからお前は昔っ」
「じゃ、ボール拾って来るわ」
俺はボールが落ちたと思われる方へ走りながら言った。
「ああ、じゃあな★」
一樹は重そうなスクールバッグを左手に抱え帰って行った。
(さすがはあいつも元ピッチャー、左手でなんでも持つくせは変わってないようだ)と横目で見ながら思った。
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