Story:1

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「誰もおとして欲しいなんて言ってないけど」 「俺がおとしてやるって言ってんだけど」 耳元で話すの止めて欲しいんだけど。 「ってか離れて」 「付き合ってくれるなら良いけど。」 「やだってば」 回された腕を掴んで、離させた。でもこいつ案外力が強くて腕が離れない。 「付き合えって言ってんだろ」 「やだって言ってんでしょ」 「………」 「…何よ?」 いきなり黙って見つめてきた東峰澪里。 ちょっと焦ったわ。いきなり真面目な顔になるから。 「もしかして、俺に堕ちない自信無いんだ?」 「はあ?」 今めちゃくちゃプライド傷付いた。何か凄いムカついた。 「墜ちそうで怖いんだ?」 「なわけないでしょ!」 ちょっと声を張り上げてしまった。 この上から目線とかムカつく!
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