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すると教室のドアが開いた。
「せ―んぱいっ」
…やっぱり東峰澪里。
しかもあの甘いキャラの時の声を出して、私の方めっちゃ見てる。
先輩って私の事呼んでるのかな。
「架月先輩~」
案の定、私を呼んでたみたい。
取り敢えず大声で話すの嫌だから、東峰澪里のそばまで歩み寄った。
「何?」
「先輩言い方が冷たいなぁ」
ぶっきらぼうな私の話し方に不満を感じたのは東峰澪里だけじゃないみたい。
その証拠に後ろの女の子達が、不満そうな視線を向けてきた。
何か私がイジメてるみたいじゃないの。
「場所移そう、来て」
と言って私はあいつの手首を掴んだ。
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