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「こんなトコ連れて来て何する気~?」
ニヤニヤと口元を上げて、そう言った。
こんなトコとは、階段の踊り場。
この階段は主に移動教室の時に使われるので、今は全く人気がない。
話すにはもってこい。
「ただ話すだけよ。」
「ふぅ~ん?別にあそこでも良かったじゃん」
「あんたがあのキャラだと、私がイジメてるみたいに見えるからよ。」
「先輩冷たいもんね」
東峰澪里は頷きながら話す。
「悪かったわね。で、何?」
「今日昼休み図書室来いよ?」
「私昨日1人でやったんだけど」
「1人でヤった?」
こいつのニヤけ顔、凄い頭にくるわ。
「変態。まあそういう事だから、私は図書室に行かない。」
キッパリ言い切るが、奴の余裕な笑みは変わらない。
「何でさ?付き合ってんだから、一緒に居ようぜ?」
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