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もうチャイム絶対鳴りそうだし。
このままやってても延々埒があかないし。
だいたいこんな体勢続いたら、ドンドン私が恥かいてくだけだわ。
「……っ」
私は意を決して、東峰澪里を見た。
「ん―?」
私が呼ぼうとしているのに気付いたらしく、ニッコリ微笑んで更に首を傾げる。
「………」
一回呼ぶだけ。ただ三文字を読むだけ。
息を吸い込む。
「…っれ
ガラガラッ
「澪里―!!」
呼ぼうとした時。
豪快に図書室のドアが開いた。
私は無意味に吸った空気を吐き出した。
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