Story:2

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「あれ!?もしかして俺、邪魔しちゃった?」 ドアを開けたのは、制服を着崩し、髪を茶色に染めツンツンに立たせた男の子。 「っち…ンだよ、千」 澪里は舌打ちをし、180度キャラを変えた。つまり素を出した。 「あっ桜野先輩!?」 「はい?」 私はこんな人知らない。 千(セン)と呼ばれた男の子は、こっちに歩み寄ってきた。 「何しに来たわけ?」 「ちょっ…」 何と。澪里は私のお腹辺りに頬をくっつけてきた。 「噂に聞いてた通り美少女じゃん!」 そんな体制な私達を気にもとめない。 そして私は美少女じゃない。 「離して!」 そして私は我慢の限界だった。 今まで可哀想だと思ってたけど、これはもう無理。恥ずかしすぎだわ。 パチン… 「痛い」 「は、な、れ、て」 私は未だに頬をすり寄せてる澪里のおでこを、軽く叩いた。
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