80人が本棚に入れています
本棚に追加
うつむいたまま…
「ぅん…いるよ‥。」
聞きたくなかった…。
あたしゎ自然と涙が出てしまってうつむいた…。
泣いてるのがバレないように、大きく息を吸って
「そッそうなんだ…。野山さん…だょね?可愛いもんね…。」
「古川…?泣いてる…?」
あたしゎ何も言わず、ただ小さく首を横に振って走り去った…。
顔を見られたくなかった…。
変に思われたくなかった…。
だからあたしゎただ、ただ走った…。
周りなんて見なかった…うぅん…見れなかったんだ…
実波君の事でいっぱいで…。
あたしゎ走りながら階段を昇った…。
あたしと実波君が初めてあった屋上に向かった…
そして屋上のドアを泣き顔で勢いよく開けた…。
ーバンッ‼‼ー
最初のコメントを投稿しよう!