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二つの太陽
君から来たメールは、黒かった。
太陽のように輝いていた「白」い君は、少しずつ色を変えていた。
僕は気付いた。
そう、
君にとっても僕は「太陽」であった事。
"空に浮かぶ太陽は一つだけ"
二つ合ってもおかしくはないのに。
太陽が見えなくなった貴女は、
太陽が無くなったように、
深い闇の「黒」に染まり初めていた。
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