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「獄寺くん、バイバイ」
「十代目、さようなら。明日も迎えに来ますね」
自分の家に走って帰る獄寺くんの背中を見ながら俺はため息を吐く。
俺たち付き合ってるのに友達の頃と何も変わらない。恋人なのに手さえ繋いだことがないなんて・・・。
ねぇ、俺たちどうしたらいいの?
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「獄寺くんバイバイ」
十代目の態度はどれも可愛らしく俺の心臓を高鳴らせる。
特に小首傾げの上目づかいは格別で何回十代目にキスをしようと思ったかわからない。
「十代目、さようなら。明日も迎えに来ますね」
名残惜しそうな表情。
でも、俺これ以上そんな表情をする十代目の側にいると理性が持ちません。
俺は全速力で走り、家に向かう。
たぶん今の俺はさっきの十代目にときめいて耳まで真っ赤だ。
恋人を相手に何も出来ないこんな俺を太陽も嘲笑ってるだろうな
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