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『むっ。今日はここまで』先生は、まだ何か言いたそうだったけど、言うのを辞め授業を終わらせ、教室を出て行った。
私が『ふぅ~』と安堵の息を着いていると、パッシーンと後ろから、頭を何かで叩かれた。
振り返ると、幼稚園から仲良しの彼が、右手に丸めた教科書を持ち、呆れ顔で立っていた。
『いった~い。洋兄ちゃん何で叩くの~?』
洋兄ちゃんと呼ばれた彼は
洋『キャトルがあまりにも阿呆してるからだよ。』
そう言って彼は、悪戯っぽく微笑んだ。
洋『それより、もう今日は授業ないんだろ?一緒に帰るぞ。』
キャトル『あっ!帰る前に陸ちゃんの所に寄っていぃ?』と言いながら既に歩き出してるキャトル(笑)
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