第一章

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『むっ。今日はここまで』先生は、まだ何か言いたそうだったけど、言うのを辞め授業を終わらせ、教室を出て行った。 私が『ふぅ~』と安堵の息を着いていると、パッシーンと後ろから、頭を何かで叩かれた。 振り返ると、幼稚園から仲良しの彼が、右手に丸めた教科書を持ち、呆れ顔で立っていた。 『いった~い。洋兄ちゃん何で叩くの~?』 洋兄ちゃんと呼ばれた彼は 洋『キャトルがあまりにも阿呆してるからだよ。』 そう言って彼は、悪戯っぽく微笑んだ。 洋『それより、もう今日は授業ないんだろ?一緒に帰るぞ。』 キャトル『あっ!帰る前に陸ちゃんの所に寄っていぃ?』と言いながら既に歩き出してるキャトル(笑)
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