悪魔の微笑

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事務所に着いた時は15時を回っていた。 「あとは社長へたのんます」 上原はそう言って奥へ引っ込んでしまった。 『役立たず💢』 心の中で呟いたが彼を責めても仕方の無い事だ。 女性に案内され、昨日のガラス張りの部屋へ通された。 間もなくガラス越しに、昨日の大川と社宅の件でやりとりしていた、自分よりいくつか歳上であろう男が、こちらに向かって来るのが見える。
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