小さき頃の夢

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屋上から見る都会の風景を想像すると、わくわくとして自然と顔がにやけた。 「よーし、いくぞぉ!」 かけ声を言って僕は階段をじぃちゃん達に鍛え抜かれた俊敏力で、高速で階段を登り始める。 ―――――― ―――― ―― ― 「ハァ……ハァ……やっとついた……。」 約10分後、僕はやっとの思いで階段を登りきった。 そして目の前には扉がある。きっとこの扉の先に都会を見渡せる屋上があるのだ。 「…………(ゴクンッ)」 屋上がないかもしれないという不安もあり、唾を飲み込んだ。 そして恐る恐る扉の丸い取っ手に触れて、取っ手を回しながら扉を開ける。 「…………わぁ……!」 扉の先には、ちゃんと屋上があった。 空には青い空。先には綺麗な地平線まで見える。 建物の屋上はまだ扉の前なのに、物凄く素晴らしかった。 しかしこれだけではまだ不満足。 僕は疲れなんて忘れ、走って屋上に出て早速都会を見渡してみる。 「すごい!!」 見渡した瞬間、更に感動した。 屋上から見る都会の街は、人々、自動車などがとても小さくみえ、空を飛んでいる気がした。 ――わぁ……来てよかった!今日はずっと街をみていよっと…… もう大満足で、しばらくはここで街を眺めることにした。
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