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あのあとロゼッタ達に綾に会いたいと説明して、レイナ曰わく「夜じゃないと」ということになり、父上の了承を無理に得てロゼッタの家にとまることにした。
そして私の予想通りロゼッタとレイナが苛めたから綾は逃げ出したらしく、2人とも謝りたいから私と一緒にきてくれるみたいだ。
きっと綾は2人に仕返しをする筈だ。
あいつ田舎者だから女性を殴ることに抵抗はないらしい。
だから、もしもの時は飼い主の私が止めなくちゃならない。
………………。
時間があり余っているからレイナ達と適当に出かけて買い食いなどして遊んでいると、時刻はいつの間にか8時になっていた。
「やっぱりバニラアイスが一番だね」
隣で本日何個目かわからないが自動販売機で新しく買ったバニラ味のアイスを美味しそうに舐めながらロゼッタが言う。
「あんたそれ何個目よ!?さっきからアイス舐めてない!?お金は大丈夫なの!?」
「あははは、何個目かはわからないけどお金なら大丈夫だよ。もう少しでお小遣い日なんだっ!」
アイスを何個食べたかわからないほど食べるなんて……やっぱりロゼッタはある意味普通じゃない。
しかもすべてバニラ味ってところが更に普通じゃない。
ロゼッタを見ながら唖然としていると、チョンチョンっとレイナに肩を叩かれた。
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