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でももうレイナ達がパスタ店に入ってしまったから、嫌がる体に無理を言わせて自分もパスタ屋へ入店した。
「あんた達……よくそんなに食えるわね……」
死にそうな声で席に座って2人に言う。
「リオちゃんもうお腹いっぱいみたいだね?私達はまだ全然大丈夫だよ。こんなの私達にはお菓子みたいなものだもん!」
「(こくこく)」
ニコニコしながらもう嫌みにしか聞こえないことを言うロゼッタと当然のように頷くレイナ。
この2人もうだめだ。
きっと毎日私じゃ考えられないような料理を沢山たべているんだ。
なのにスタイルがよくてどこにも脂肪がないように見える。
もはや人間じゃない、きっと東京の食べ物をコンプリートしにきた怪物よ。
…………などと有り得ないことを考え始める私。
この2人が怪物なわけがない。
言葉は喋れるし外見はどこをとっても人間だ。
……あっ、そういえば…………
「ねぇ、あんた達って学校で好きな人とか気になる人とかいる?」
前々から気になっていた。
「学校で?……学校ではいないなぁ。あ、でも強いて言うならルカくんかも!最近はちょっと嫌だけど、一緒にいたら楽しそう!」
ちょっと考えて意外なことを言うロゼッタ。
確かに森下君は活動的で前向きな性格をしてて噂によると大金持ちらしいけど、私には考えられない。
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