5月18日(土)

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「じゃあもし森下君に告白されたらどうする?」 「普通に振るよ」 珍しく真顔で即答するロゼッタ。 きっとその真顔には深い意味が込められているのだろう。 「ごめん……つまらないこと聞いてしまったわ」 なんだかロゼッタが微妙にこわくなって謝った。 「あはは、気にしなくていいよっ!」 すぐにいつも笑顔に戻って楽しそうにロゼッタは返事をする。 「ロ、ロゼッタにはソウルさんがいるものね!……じゃあレイナは誰かいる?」 これ以上は聞けないと思い、次はレイナに的を絞る。 「?……いない」 首を横に振りながらレイナ。 「じゃあ気になる人は?」 レイナのは特に知っておきたいから、もう少し粘ってみた。 「……い、いない」 レイナは少し戸惑ったような素振りで首を横に振る。 この反応は……検討中とみた。 誰か引っかかる人はいるみたいだ。 ――いま聞く必要はないっか……今日のところは見逃してやろう。 そう思ってこれ以上聞くのはまた今度にした。 いま私が聞いてレイナの恋路に泥を塗る訳にはいかない。 「レイナ、今日は特別に逃がしてあげる」 私が言い終えると、2人が注文したデザートやパスタが運ばれてきた。 今日は2人がこれを食べ終えたら家に戻ることにしよう。 というかこれ以上店が沢山あるところにいたら体がもたない。 ―――――― ―――― ―― ―
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