第五の男。

2/4
前へ
/20ページ
次へ
別れようと言うと、弘道は一瞬止まった。 そしてすぐ、いつもみたいに『またまたぁ!!』と茶化した。 あたしは深呼吸をして、ちゃんと、ゆっくり『距離をおきたい』と話した。 すると彼は豹変した。 最初は頼み倒した。 別れたくない、嫌いになったの!? 他に誰かできたの!? 違う、そうじゃない、と話すと、彼はあたしを壁に勢いよく押し当てた。 『じ ゃ あ な ん で ?』 顔がもう正常じゃなく、目が泳いでた。 あたしが答えないでいると、あたしの肩を掴んで床に投げ落とした。というより殴り倒した。 見たことない怖い顔してあたしの上に馬乗りになり胸ぐらを掴んで顔を殴った。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加